夜のバス停

夜を走るバスのように、心に寄り添う親密な言葉を探して

ガラス瓶の中の手紙

銚子の自然科学クラブの高校生たちが海に流したガラス瓶

37年の時を経て ハワイ島の少女に届く

という記事

それは海流の調査のためだけれど


ゴミにしか見えないものを

拾い上げる

価値を見出す

(異臭もしたらしい)


誰かが海へ流したガラス瓶をひろうとは

そういう行為でもある


海岸から海岸へ

心から心へ

届く 受けとる


夜のバス停

ほんとうは

ガラス瓶に手紙を託してそっと海へ流す

そういう場所でもあるのだ


現時点では私の海岸にしか流れつかないけど